まず採血の手順を事前学習。その後、腕モデルで実技練習してから、研修生同士で実際に採血を行ないます。看護師になった実感を得るとともに、「患者さんの採血を確実にできるように」と気持ちも引き締まる研修です。
2人の看護職員がパートナーとして互いに補い合いながら、患者さんのケアにあたる体制を構築。新人が新しい環境に適応できるように、特に年の近いフレッシュパートナーや教育担当者がサポートを行うのはもちろん、看護部全体でもその成長を見守ります。
私は地元から離れて県外への就職だったので、最初は新しい人間関係や環境に馴染めるか不安や緊張がありました。
しかし、PNSを通じて先輩とペアで動けるため、分からないことをすぐに相談できる環境が心強いです。また、一人では気づけないことも、日々の看護業務で組むペア、そして年間を通したフレッシュパートナーの先輩からのアドバイスやフォローのおかげで解決できることが多く、それが自分の成長に大きく繋がっていると感じています。
PNS看護方式が始まって以来、指導だけでなく、自分が学ぶ機会も増えたように感じます。日々の看護業務のほか、年間パートナーとして1年間いろいろな業務を一緒に行っていきます。新しくできることが増えれば一緒に喜び、失敗したり悩むことがあれば一緒に改善策を考えるよう意識しています。患者さんに寄り添った関わりができるよう、一緒に努力していきましょう。
PNS看護方式はパートナーの看護師と一緒に業務を行うので、困ったときすぐに相談でき、安心して業務を行えると感じます。1年目の頃、何をするにも不安だった自分に優しく声をかけて指導してくださった先輩方はとても心強い存在でした。そんな先輩方のように、私も新人看護師さんが悩んでいるときや困っているとき、一番に気づいて声をかけることができるように心がけています。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!
入職時は技術的にも未熟で不安でしたが、フレッシュパートナーには疑問点もすぐに相談できたので安心でした。焦る性格のため、ケアの際は深呼吸をして落ち着いて行うなどのアドバイスは、今も実践しています。教育担当者と行う振り返りは、成長できた点などプラスの部分を伝えてくれるので、前向きな気持ちになりました。先輩たちは新人の成長を見守り、支えてくれる尊敬できる存在です。
声かけを常に心がけ、何気ない会話や表情から、現在の状況や悩みはないかなどを確認しています。初めから笑顔で患者さんにも真摯に対応していましたし、積極的に質問もしてくるので、順調に成長していると感じています。今後も患者さんの安全を第一に考えて、焦らず確実にケアに取り組んでほしいと思います。指導することを通じて、私たちも一緒に成長しています。
新人看護師とフレッシュパートナーの関係だけでなく、病棟全体で育てることを大切にし、ともに成長できる環境を整えています。定期的に面談を行い、悩んでいることなどメンタル面のサポートを行っています。看護をもっと好きになり、看護師として真摯に患者さんに向き合ってほしいと思います。その軸がぶれないよう、個々の性格を見極めて、それぞれのペースに合わせた指導を心がけています。
「「豊かな人間性を持ち、臨床実践能力に優れ、幅広い視野で状況判断できる看護師の育成」を目指す横浜市立病院。それを支援するのが、CDP(Career Development Program)です。5段階で到達目標を設定しているため、いま自分がどの段階にいるのかを確認でき、自らの臨床実践能力を常に点検しながらキャリアアップすることが可能です。
入職時の新採用職員研修に始まり、フォローアップ研修、看護技術研修、講演会まで、院内での研修が充実。知識やスキルを段階的に高められ、研修を受けるほどに、新人もプロの顔つきへと変わっていきます。また外部機関主催の研修の情報についても随時紹介しているので、キャリアアップに役立ててください。
専門看護師・認定看護師・看護教育者・看護管理者を目指す職員や、大学院進学希望者を支援する制度を完備。3年以上市立病院に勤務している職員が対象で、特に病院への貢献が大きいと判断される分野については、費用の一部を病院が負担します。在職したまま進学でき、資格取得後は認定看護実践時間が確保されるため、勤務中に資格で得た知識を思う存分発揮できます。
専門看護師や認定看護師など、特定の領域において卓越した技能や知識を持つスペシャリストを目指すなら、横浜市立病院は理想的な環境。既に専門看護師5名、認定看護師37名の先輩がいて常にアドバイスを受けられるほか、職場には学びに直結する幅広い看護領域があるからです。資格取得によって得たスキルや専門的な視点を、ぜひ実践の場で活かしてください。
放射線治療の通院治療が増えている近年、その人らしく生活しながら安心して治療を受けられるよう支援するのが、がん放射線療法看護認定看護師の仕事です。患者さんの体調や生活を知って無理のない治療支援を行うのはもちろん、最期の時をどこで迎えたいかの意思決定に至るまで、患者さんと共に悩み、考え、最良の選択ができるようサポートしています。
「困った時にはあの人がいる」。そう思ってもらえるような人生の伴走者になりたいですね。また院内スタッフに看護師の視点で放射線防護の大切さを伝えていくことも大きな役割です。スタッフ一人ひとりが放射線を安全安心に扱えるキーマンとなれるよう、診療放射線技師と協働して啓蒙活動を行っている毎日です。
同じ病棟で活躍する集中ケア認定看護師の姿に憧れ、自分自身も認定看護師の資格を取ることを決めました。
患者さんの血圧が下がったときなど、以前は決められた指示に従うだけでしたが、認定看護師の資格をとったことにより、様々な視点から原因を考え、医師に提案ができるようになりました。論理的に患者さんの状態を分析し、提案する力がついたことが強みです。同僚や医師、多職種から頼りにされることも増えたと感じます。
さらに、院内だけでなく、消防や看護学校などでの講義や、市民向けの講演に講師として行くこともあります。認定看護師になることで、最新の知識を常に身につけ、様々な依頼に応えることが、自分のモチベーションになっています。